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なぜ漫画『ONE PIECE(ワンピース)』は大人を惹きつけるのか

2011 - 11/07 [Mon] - 14:58

■ 大人のファンを獲得し、記録を更新し続ける『ONE PIECE』

「前人未到の累計2億2000万部突破!」
「最新刊61巻が初版発行部数380万部で日本記録更新!」
「映画初日興行収入5億5300万円。東映史上最高記録を樹立!」
「泣ける漫画:男性部門1位、女性部門1位、総合1位」(ネットリサーチDIMSDRIVE)
「今までで最も感動した漫画:男性部門1位、女性部門1位、総合1位」(オリコン)

このような数々の記録・伝説を打ち立てている『ONE PIECE』は、数多くある人気漫画のなかでも断トツの人気と注目を集めており、今や日本を代表する漫画といっても過言ではありません。そして、子どもだけに留まらないばかりか、むしろ大人を中心とした幅広い世代からの絶大な支持を誇っています。なぜ『ONE PIECE』はこれほどまでに多くの大人を惹きつけているのでしょうか。今回は、『ONE PIECE』に秘められた人気の理由を解明していきます。


■ 『ONE PIECE』登場の時代背景。かつての価値観が“失われた”時代

『ONE PIECE』は、1997年に週刊少年ジャンプで連載が始まりました。

当時の日本の状況を振り返ると、1995年に起こった阪神大震災からの復興のなかで生まれた需要が日本経済の底上げ(デフレ基調からの脱却)につながっていたところでした。

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しかし、上記のグラフのように1997年4月には“消費税率の引き上げ”、その後、金融業界では山一證券の自主廃業や北海道拓殖銀行の経営破綻といった大型倒産が起きたことにより、日本経済はデフレ局面へと突入していきます。

(この当時の阪神大震災からの復興という流れを機に、デフレから脱却できる可能性があったことは重要な視点ですが、これについては次の機会に考察したいと思います)

このような流れのなか、バブル崩壊以降の長引く景気低迷から脱することが出来ずにいた日本企業に対して、“グローバルスタンダード”という名のもとに米国型資本主義への転換が求められていきます。

日本の高度経済成長を引っ張ってきた、“終身雇用”や“年功序列”といった制度はグローバル経済を勝ち抜いていくための競争力を阻害するものという認識のもと、“リストラ”に踏み切らざるを得ない企業が増え、新たに就職先を探さなければならない中高年の方々が数多く出てきました。

かつては、「会社のために」と一致団結して働いてきた日本人。日本を世界でも有数の経済大国へと成長させてきた“拠り所”が失われてしまったため、「自分さえよければいい」というような価値観さえ生まれてしまっていました。

バブル崩壊後の不況下にあった日本経済を指して「失われた10年」や「失われた20年」と言われることがあります。もちろんこの時代は経済的な側面で“失われた時代”だったといえるでしょう。ですが私は、同時に日本人が本来持っていた大切な“価値観”さえもが失われてしまった時代だったのではないかと思うのです。


■ ルフィの“夢”に共感する日本人

「海賊王になる!」というのが、主人公ルフィの“夢”。

そして、「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)を手に入れる!」というのが、ルフィと共に旅をする“麦わらの一味”の共通の“夢”です。ストーリーはこの“夢”を軸に展開していきます。

もともとルフィは、たったひとりで船出するのですが、「仲間をつくろう」と旅の途中で出会うメンバーたちを勧誘していきます。どのメンバーとも最初は対立し、紆余曲折がありますが、最後はルフィの魅力に惹かれ、彼らは「仲間になる」決意をするのです。

では、“ルフィの魅力”とは何でしょうか。ここでは3つ挙げてみたいと思います。

ひとつは、掲げる“夢”に対する思いの強さと純粋さ。

出会いの場面では、まだまだそんな大きな“夢”を語れる資格のあるポジションには到底いきついていないのですが、ルフィ本人は全く揺らぐことなく、しかも純粋に、「必ず実現させる」と“夢”を語ります。「こいつなら本当にやるかもしれない」と周囲が期待してしまうところを持っているのです。

日本人には、大きな“夢”に挑戦してきた歴史があります。

かつて幕末には、「欧米列強各国に屈する日本であってはならない」と立ち上がった者たちが明治維新を実現させ、多くのアジア諸国が植民地とされるなか、独立国の立場を守ってきました。

その後、第二次世界大戦の敗北で著しく国力が低下した後も、後に名経営者として名を残す方々が出てきています。本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏が、創業間もない頃、まだ人数も少ない社員の前でみかん箱の上にたち「世界一になる、世界のホンダになる」と叫んだ話はあまりにも有名です。その本田氏と同じように“夢”を持つ経営者が数多く存在したのです。

メンバーたちがルフィに惹かれるのと同じように、私たち読者が惹かれるのは、日本人として失ってはならない“夢”を彼が持っているからではないかと思います。


■ “絆”を大切にする日本人気質が共感を生む

ルフィの魅力、2つめは、徹底的に人と関わっていく姿勢です。

ルフィは、出会ったメンバーたちが、「なぜ、今そんな生き方をしているのか」、「なぜ、そんな考え方をするようになったのか」、「そもそもどんな風に育ってきたのか」、といった人間形成のベースとなる部分に、積極的に関わっていきます。

もともとは、「海賊だから、航海士も必要だし、料理人や医者も必要だ」と、その役割を担える人材を探しているのですが、決して「求める役割(料理人等)が必要だから一緒に来てくれ」と勧誘するわけではありません。メンバーたちの生き方、育った背景を十分に理解した上で、「だったら、一緒にやろうぜ」、「一緒に冒険の旅に出よう」、「楽しいぜ」、と誘うのです。

役割よりも前に、「ひとりの人間としてわかってもらえている」、「ひとりの人間として必要とされている」ことが伝わり、メンバーの心が動いているような気がします。

かつての日本企業では、運命共同体という意識をそれぞれの社員が持って働いていました。会社が大きくなれば、社員寮や社宅が整備され、会社ごとに運動会が開催され、好むと好まざるとにかかわらず、社員同士の関わりは深まっていく環境で、会社も強くなっていったわけです。

この運命共同体ともいえる組織環境から芽生える“絆”こそが、日本人が大切にしてきたものであり、だからこそ大人たちの共感を得られるのではないでしょうか。


■ すべては「仲間のために」という意識

ルフィの魅力、3つめは、自分よりも仲間優先という意識。

そもそも“海賊”ですから、序列(親分子分といった)が形成されるのが通常だと思いますが、メンバーたちは、それぞれの得意分野(剣士、航海士、料理人、医者、等々)や性格を尊重し合いながら、言うべきことは言い、やるべきことをやる、という関係が成立しています。

船長であるルフィがトップで最終的な意思決定権を持っている、というのはメンバー全員で共有している事実ではあるのですが、では誰が2番手で、誰が3番手といった序列はありません。それぞれが、局面を打開するために自ら考えて、自ら実行する、そんな組織になっています。

ややもすると統制のとれなさそうな組織に見えるかもしれません。それにもかかわらずなぜ成立するのかというと、「仲間のために」という意識をトップであるルフィが持っているからであり、ルフィに共感したメンバー全員にもその意識が浸透しているからだと思います。

また、ルフィの「仲間のために」という思いがなぜ共感を得られ、浸透するのかというと、それが全てにおいて優先されるものだからです。実際に、「仲間を失うくらいなら“夢”なんて関係ない」といったニュアンスの行動が多々見られます。

日本人は“運命共同体意識”が失われたと言われていますが、実は「自分さえよければいい」などとは思っていないからこそ、多くの人が『ONE PIECE』に惹きつけられるのではないでしょうか。


■ 『ONE PIECE』に学ぶリーダーシップ

以上、ルフィの魅力としてポイントを3つあげましたが、ビジネスに携わっているリーダーの皆さんが『ONE PIECE』から学ぶべき点をひとつあげるとしたら、2つめの“徹底的に関わる姿勢”です。

よく、「部下が何を考えているのかわからない」といった声を耳にしますが、「どこの出身か」、「どんな家庭環境で育ってきたのか」、「部活動は何をしていたのか」、「どんな人に影響を受けているのか」などといったことを知らなければ、「何を考えているのか、なぜそう考えるのか」など理解できるはずもありません。そして、そういった人間形成のベースを知るためには、まず自分自身が部下に対してそれをさらけ出していく姿勢が必要です。

そのコミュニケーションができれば、お互いの理解をベースにした“夢”や“目標”の話、“仲間のために”の話は、より現実味を帯びた内容になっていくのではないでしょうか。

大きく価値観が変わろうとしている今だからこそ、リーダーの皆さんにも挑戦していただきたいと思います。



川原 慎也(2011/04/18)
マーケティング戦略・営業戦略

『経営企画室.COM』サイトより引用
http://www.keieikikaku-shitsu.com/report/389/



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