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「仕事=会社名」――この観念をなくさなければいけない

2011 - 08/15 [Mon] - 23:28

子どものころ、親からこのように言われた人も多いはずだ。「しっかり勉強しなさい。そしていい大学に入学して、大きな会社に就職しなさい」と。確かに偏差値の高い大学を卒業すれば、大企業に就職できる可能性は高くなるだろう。
しかし「いい大学、いい会社=いい人生」といった考え方を、そろそろ改めるべきタイミングに来ているのではないだろうか。この問題について、人事コンサルタントの城繁幸さんとフリーライターの赤木智弘さんが語り合った。

●“蜃気楼的”なゴールがあった

――お2人は地方から東京に出てこられました。城さんは山口県から、赤木さんは栃木県から。いつごろ「上京しなければいけない」という気持ちになったのでしょうか?

赤木:僕は高校を卒業し、東京に出てきました。専門学校に通うという名目で、東京に出てきたんですよ。専門学校に2年通い、その後はバイトをしながら東京にいたのですが、金銭的に苦しくなって。2000年に栃木に戻り、コンビニでアルバイトをしていました。そのときに『若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か』を書き、ある程度生活ができるようになったので、再び東京に戻ってきました。それが3年前ですね。

 栃木にいるときも、ずっと「東京に戻りたい」と思っていました。僕はあまり地方のコミュニティに染まっていなかったので、ずっと「出たい、出たい」と思っていました。親と一緒に暮らすよりは、できるだけ早く独り立ちをしたいという気持ちが強かったですね。ひとつ屋根の下で家族が仲良く暮らす……といったイメージは僕にはありません。

 なぜ東京か? と聞かれても、自分でもよく分からないですね(笑)。

城:僕は山口で生まれ育ちました。高校は地元の進学校に通っていて、多くの学生は「勉強して、いい大学に入学しなければいけない」と思っていました。「いい大学」となると、都市部にある大学になってしまう。僕の場合は地方を出たいというより、東京に行かなきゃといった感覚が強かったですね。つまり「ゴールが東京」だったわけですよ。

 で、大学に入学したのですが、そこで何をすればいいのか分からなかった(笑)。

赤木:ハハハ。

城:またゴールだったはずの東京に来ても、何もすることがない(笑)。でも毎日の生活は楽しかった。東京に来ると、いろいろな遊びがあるし、情報もたくさんあるので刺激を受けていたんでしょうね。

 そして、そろそろ就職のことを考えなければいけないといった時期になったとき、「あれ? オレ、何をすればいいんだろう?」と、入学時と同じような感覚を味わうわけですよ(笑)。

赤木:ハハハ。

城:同級生は「そんなことを言っている場合じゃない。就職活動は大変だから、早く準備しないと」なんて言っていました。僕は東京大学の法学部に通っていたのですが、同級生の多くは司法試験を受けて弁護士を目指したり、国家公務員一種試験を受けて官僚を目指していました。民間企業を受ける学生は少なかったのですが、受けた学生は大企業にしか興味を示していませんでしたね。しかも業界ナンバーワンばかり。

 彼らは当たり前のように、こんなことを言うんです。「オレは大手企業でしか働くことを考えていない。しかも業界ナンバーワンでないとダメ」と。でも、これって世間の感覚からすると、かなりズレていますよね? 面接の席でも「僕は大手企業でしか働くことを考えていません」と明言して、面接官からムッとされる人もいます。当たり前ですが(笑)。

赤木:ハハハ。

城:僕は目的がないままいい大学に入学するために、東京に出てきました。やりたいことがない人生というのは、地方から出てくるときに始まっていました。ただ“蜃気楼的”なゴールがあったんですよ、「いい企業に就職する」というゴールが。

 赤木さんの話を聞いていると、蜃気楼的なゴールがあるように感じられませんでした。それなのになぜ東京に出ようと考えていたのでしょうか。

赤木:確かに城さんと違って、僕には蜃気楼的なゴールはなかったですね。とりあえず東京に出れば、何かが変わるかもしれない――といった感覚ですね。むしろ高校生のときに「やりたいことがある」という人は少ないのではないでしょうか。

 今の就活生を見ていると、人生設計がしっかりしている人が多いように感じます。人生設計を達成するために企業を選んでいるようですが、本当にやりたいことは決まっているのかな? とも感じています。

城:そう思います。

赤木:やりたいことをするために大学に行くとなると、高校生のときからやりたいことを見つけておかなければいけない。

城:そうなんですよ。なので義務教育そして家庭での教育も変えていかなければいけない。「とりあえず勉強して、いい点数をとれ」という親は多いと思いますが、まずはそこから変えていかなければいけないでしょうね。

 文部科学省と厚生労働省が昨年10月に発表した調査によると、大学生の就職内定率は57.6%でした。この57.6%には契約社員や派遣社員が含まれています。つまり過半数の学生は正社員として働けない現実があるんですよ。

 「とにかく大学に行かなければいけない」という価値観は1970~80年代にかけてできたと思う。それが30年経たずに、崩れてしまった。

 今は早稲田大学や慶應義塾大学に入学しても、自分が夢に描いた会社に就職することは難しいですから。「じゃあ、どうすればいいの?」というタイミングに来ているんですよ。

●原発の作業員は給与を高くしてもいい

赤木:第一志望の企業に就職できた自尊心と生活のためのお金をきちんと分けて考えなければいけません。いい企業に就職すればたくさんの給料がもらえる。そうなれば生活が安定する。このような考えが固定化されてしてしまうと、就職できない人が路頭に迷ってしまう。

 社会保障的なものは、基本的にお金で解決することができます。少なくとも衣食住に関しては。ところが生きる上での目的、喜び、悲しみなどは社会保障で手にすることはできません。なので第一志望の企業に就職できた自尊心と生活のためのお金は、きちんと分けて考えなければいけません。でないと、かなりヘンなものにまで補償しなければいけなくなります。逆に必要なものが補償されなくなるかもしれません。

 労働に関しては「働くという権利を守ること」が基本だと思われています。しかし働くことは、守られなくてもしょうがないかなあとも思っています。守られるべきことは生活することであって、働くことではありません。

城:なるほど。

赤木:小さいころから、どこかの業界または企業に狙いを定めて、そこに教育を与えていくことも必要かもしれません。もちろん成功する人もいれば、失敗する人も出てくるでしょう。でも失敗しても、生活に困窮することはなく、不本意でも働くことはできる。または働けなくても、生活することはできる。大人になってから不本意な生活を送るようになった人も、また別の目標を定められるようなシステムを作らなければいけないでしょうね。

城:企業の組織を母体にした身分制度じゃないとしたら、今後はどうなると思いますか? 例えば東京電力は福島第1原発で事故を起こしました。あれだけ大規模の事故を起こせば、普通の企業であれば潰されて当然です。会社を潰して、年金基金を大幅にカットし、そこから再出発すればいい。また電気料金も自由化にして、どこかの企業が新規参入してくれば、既存の電力会社は電気料金を引き下げるなどして対抗すればいい。

 原発の作業員は下請けが多い。リスクが高い仕事なのに、賃金はものすごく安い。しかしリスクが高いので、東電の正社員よりも下請け労働者の給料を高くしてもいい。

赤木:そうですね。

城:こうしたシステムをつくりあげると、子どもたちは「自分が就職するのは公務員や東電ではないんだ。現場で働く仕事もあるんだ」と感じ取ってくれるようになると思う。

 日本は「新しいシステムをつくりあげなければいけない」タイミングにきていると思う。新しいシステムをつくりあげれば、子どもにこのように言うことができます。「働くというのは会社で選ぶのではなく、どんな仕事をするのかで選べ」と。

赤木:東電を潰してしまうと、社員はもちろんのこと、関連企業の家族まで路頭に迷わせることになる。しかし社会保障が充実していれば、潰せるのではないでしょうか。ダメな企業はきちんと潰せるようにしておかないと、「仕事=会社名」という構図はなかなか変わりません。実際、会社名で守られている、今の状況というのはやはりおかしいんですよ。

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